「ブラジルで毎日何食べよるん」と人に聞かれることがある。
私がいつもブラジル料理を食べているのか
それとも日本料理を食べているのか
気になるらしい。
今日はここで答えようと思う。
私は純粋にブラジル料理というと、
フェイジョン(=豆の煮込み)くらいしか作れないし、
ここに来る前にちゃんと料理を覚えないで来たので
伝統的な日本料理はちょっと自信がない。
そんな私の昨夜のおかずはこんな具合だった。
いつも冷蔵庫を開けてから考え、
そして作りながら変更を加えるので、
適当に名前を付けた料理もある。
・ごぼうと玉ねぎと香菜の炒め物カレー風味
・白菜のレンジ蒸し
・目玉焼き
・ごはん
・みかんいつもこんな
手間のかからない素材の味を生かしたものを
食べている。
目玉焼きくらい、世界中どこに行っても食べられると思うし、
電子レンジで何かを蒸して食べるのも他の国の人もやっていると思う。
野菜をちゃちゃっと炒めた物も、やっぱりポピュラーな料理だろう。
そんなどこの料理とはいえないようなオカズを食べているので
期待に応えられるようなものは何も食べてないのだ。
強いて言えば、炒め物の最後に
チョロリとしょうゆをたらしたのが、和風だろうか。
まだ飢え死にしていないところを見ると、
私はどうやら何か毎日食べてきたようだ。
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去年はサンパウロ市のあちらこちらで
「オペラサォン・タッパ・ブラッコ」
というのをやっていた。
直訳すれば、
「穴ふさぎ作戦」。ブラジルの中でサンパウロ州は
道路のアスファルト舗装が最も進んでいる。
州都であるサンパウロ市はもちろんだ。
しかし、その舗装はいい加減で、
交通量も多いしトラックもたくさん走るしで、
しょっちゅうヒビ割れたり穴があいたりしていた。
おまけにその補修はいつもその場しのぎだから、
やっぱりすぐに道路が傷んでまた穴が開いてしまう。
アスファルトも継ぎはぎだらけだった。
その穴ボコのせいで
車のホイールキャップが飛んでしまったり、
穴を避けようとして
交通事故を起こすこともよくあるそうだ。
そこでサンパウロ市役所は
この
「穴ふさぎ作戦」というプロジェクトに乗り出して、
道路の穴を直しにかかった。
今度は真面目にやったようだ。
お陰で市内のあちらこちらで憎き穴ボコは
次々にふさがれていき、アスファルトも張り替えられて
随分きれいになった。
しかしその工事中はどうしてもクルマの流れを
妨げてしまう。
私も車でそんな工事現場のそばを
ノロノロと通ることになった。
そして見るともなしに目に入った
作業現場に掲げられていた看板に
こんな一文があった。
「穴ふさぎ作戦
市役所は働いています。」やっぱりここは看板にプロジェクトの名前を掲げ、
市民にアピールして工事への理解を求めたいところだ。
しかしその裏には
市役所は怠けずにちゃんと仕事しよるけぇね、と市民にさりげなく主張しているようで、
サンパウロ市役所がちょっぴりいじらしくなった。
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ブラジルで買った商品やサービスのトラブルが起こった時に
そのお店やメーカーに問い合わせても、
すぐに対応してもらえるとは限らない。
向こうには向こうの事情があるらしく
あちこちのセクションをたらい回しにされたりして、
なかなかスムーズにコトは進んではくれないのだ。
そんなそっけない対応に何度も
ムカッとした事がある人は
私だけではないと思う。
その度にここはブラジルなんだし、惑星なんだし、
と思いつつも、ついため息が出てしまうのだ。
しかし、ブラジルにもお客を感動させてしまう程の
素晴らしい対応をする会社があると思い知らされたのは、
数年前、ある町のイチゴ祭りに行った後の事だった。
せっかく来たんだし、イチゴ祭りだしと、
少し高かったが無農薬イチゴというのを買ってみた。
無農薬というだけで
なんとなくおいしそうな気がしたのだ。
さて翌日、冷蔵庫のイチゴパックを見ると
開けるのをためらってしまうくらいに
白いカビが
びっしり生えていた。
ゴミ箱に突っ込む前に写真にとって、
このイチゴを売っていた会社にメールで送った。
ここで無視されて返事が来ない事も多い。
だからその時も大して期待していなかった。
しかしここの会社は違った。
すぐに
丁寧な説明とお詫びのメールがきたのだ。
「このカビは、イチゴの病気が原因です。
これからこんな事がないように十分気をつけます。
申し訳ありませんでした」
というものだった。
そして、なんとその翌日、
新しいイチゴのパックと
無農薬野菜の詰め合わせの段ボール箱を持って
その会社の人が
「どうもこの度は」
と
お詫びに来てくれたのだ。バイク便やオフィスボーイに頼まずに
自分で持ってきたのを見て感動した。
それまでそんな事は一度もなかったし、
聞いた事もなかった。
普段、ブラジルのお客様相談室のツメタイ仕打ちに
耐えている私は、
この誠意のこもったぴかぴかのイチゴと
味が濃く香りの高い野菜を
感涙にむせびながらいただいた。
それからというもの、
私はここの会社の
ファンになってしまった。
やっぱりトラブルはいけないが、
起こってしまったトラブルにどう対応していくかが
大切なのだとつくづく思う。
そして、周囲の友人にもこの話を語り、
地道に伝道に努めているのだ。
無農薬野菜、果物、トリ肉、卵はKORIN。
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こっちの子供たちは冬休み満喫中だ。
日本と違って宿題がほとんど出ないのだそうだ。
学校を休みにしなければならないほど
サンパウロの冬は寒いのか
と言われれば違うような気がするが、
まあ、気がするだけかもしれない。
さて、この土曜日の朝、
仲良しのC君は実家のある町の運動会に
参加するため出かけていった。
そこはサンパウロから
約400km離れたところにある。
車で
4時間もかかるところだ。
4時間かかる距離というのは
私には気軽に町の運動会に行く距離じゃない。
運動会に行くくらいだから、
町の他のイベントだって行ってしまう。
私は
豚の丸焼き祭りというのに誘ってもらって行った事があったが、
到着した時にはぐったり疲れてしまっていた。
C君が行くばかりではない。
彼の田舎のご両親はもうご高齢だが、
自分の畑で取れたもの満載のトラックを飛ばして
なんだかんだと言ってはサンパウロにやって来てしまうのだ。
だがさらにツワモノもいる。
2ヶ月に一度は必ず
800km離れた田舎の両親の家で
週末を過ごすという人を知っている。
金曜の夜に車かバスでサンパウロを出て田舎で一泊、
日曜日の夜遅くにあちらを出て朝早くサンパウロ着、
そのまま出勤というハードスケジュール。
しかしこんな話は少しも珍しくない。
日本人なら飛行機で移動する距離を
車やバスでなんなく移動してしまうブラジル人というのは
とにかくフットワークが軽いのだ。
そんな彼らを前に日本に住んでいた頃、
車で1時間半の距離の親戚の家に行くのに
「遠いからなかなか行けないねえ」
と一年に一回くらいしか行かなかったことを思い出し、
「もしかしたら私は
冷たい人間なのだろうか」
とちょっと考え込んでしまった。
やっぱり広い国の人は考える事がひと味違うのだ。
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このあいだ久しぶりにショッピングセンターに行ってみたら、
もう冬のバーゲンが始まっていた。
「50%OFF!」
「在庫一掃セール」
などと威勢がいい。
私はあまり服を買わないが、
それでも何か欲しい服がある時には
アウトレット店をのぞいたり、
バーゲンを待って買うようにしている。
しかし、ブラジルのファッション業界は
私の目には冷たく映ってしまう。
実はずっと何年もブラジルで買いたくても買えない物があるのだ。
それは
長袖Tシャツ。これだけはバーゲンが始まらなくても
何かの折にはお店に入って探している。
別にブラジルに長袖Tシャツが存在しないわけではない。
ちゃんとお店に行けば様々な色やデザインのシャツが置いてある。
問題は
長すぎる袖丈。
体に当ててみると、
袖口が私の手の向こう側にあって手が出てこない。
店員さんは
「どうぞ試着してみてくださいねー」
とにっこりしてくれるが、試着するまでもない。
袖口から指先がちょびっと出るか出ないか
というのを見ると情けなくなってしまうのだ。
ここで服を買うときには色かデザインか値段かを
妥協する事が少なくない。
でも、手が出てこないTシャツにはどうにも妥協できない。
「もっと袖丈の短いのないんですか」
と店員さんに聞くと、
「袖だったらほーら、
こうやって先を折り返せばいいんですよー」
とにっこりしてくれるが、そんな代替案は勘弁願いたい。
日本人としてはそんなに小さくも大きくもない私だが、
やはりブラジルでは小柄なのだ。
だからといって小さいサイズを選ぶと
今度は
横ハバがきつくてもっと悲しくなってしまう。
しかし世界中からの移民が集まるブラジル。
ファッション業界も日々進歩している。
今年こそ小柄な東洋人向けのTシャツが
開発されていないとも限らない。
明日は日曜日。ショッピングセンターに行ってみよう。
希望はいつだって捨ててはいけないものなのだ。
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ところ変われば品変わる、という諺を
ご存知の方も多いだろう。
日本から空を飛んで遠くブラジルに来てみれば、
その変わった品に驚く事ばかりだ。
驚くどころか腹が立つことだってある。
ブラジル在住のYさんからメールを頂いた。
ご本人の承諾を得たのでここで紹介したい。
−−−−−−−−−−以下メールの内容(一部改変)−−−−−−−−−−
カエル様
・・・(中略)・・・
さて私がブラジルへ来た当初、
非常に苛立たしい思いをしたことがあります。
それは電話の対応です。
例えば、誰かが電話をかけてきたとします。
私...もしもし?
相手...
あなたドナタ?私...Yですけど。
相手...
あ〜私...Yです。 私、Yですけど。
相手...
あ〜、ウチのダンナじゃないの!私...違います。
相手...
ガチャン!(電話を切る音)
この電話をかけておきながらいきなり
「お前は誰だ!」と聞いてくるシステムに
日本の習慣に慣れている私にはかなり戸惑いました。
最初は「こういう奴もいるんだろうな」
とくらいに思ってたんですが、
これがブラジルの習慣だと知った時はカルチャーショック
でしたね。
それと間違い電話をかけておきながら
一向に悪いという意識が無い!
これでコレクトコールでかけられた時なんかは
爆発してしまいましたよ。 :-D
ところで、こんな私も今では電話での第一声は
「お前は誰だ!」です。
慣れと言うのは恐ろしいものですね!
(以下略)
−−−−−−−−−−−−−−−ココまで−−−−−−−−−−−−−−−
Yさんの気持ちはよく分かる。
所が変わってしまえばこんなところも変わってしまうのだ。
ブラジルにお住まいの方ならきっと
これに似た経験をなさっているだろう。
ここで電話をかけた側が言う
「お前は誰だ!」というのは、
ポルトガル語で「ケン タ ファランド?(Quem ta falando?)」だ。
直訳すれば
「誰がしゃべってるんだ?」となる。
日本人からすれば失礼な事この上ない。
しかしこれにはちゃんと理由があるのだ。
昔は電話事情が悪く混線する事が多かったので
相手を確認する必要があり、
その習慣が今も残っているのだそうだ。
自分から名乗れないほど
ブラジル人がシャイだという訳では
絶対にない。
それにしても相手の方にすれば、
かけた電話が間違ってしまってはがっかりするだろう。
もしかしたらその電話は
借金返済延期の申し込みだったのかもしれないし、
愛の告白をしようとしたのかもしれない。
私はそんな間違い電話の後、
人にはさまざまな事情があるものだと想像して
怒りを静める
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先週、市場へ買出しに行った。
ここはサコラォンといって、
1キロいくらで生鮮食料品をメインに売っている市場だ。
私が行くところは他と比べて少々高いが
週イチで行くことにしている。
ここは種類が豊富なのと割と新鮮なものがそろっているうえに
それぞれの野菜や果物の売り場のプレートにその名前とともに、
「
食物繊維たっぷり」
「
炒め物に最高」
などと書いてあるから、つい
「
そうかそうか食物繊維たっぷりか」
「
そうかそうか炒め物に最高か」
と毎週たくさん買ってしまう。
さて、サンパウロには日系人が多いせいか、
日本の野菜や果物もたくさんある。
かつて日系移民の方々が
苦労してブラジルに導入したものだ。
種類が豊富で、いつかこの『ある惑』で
紹介したいが、最近気になるのはこれだ。
コンニャク芋。他の野菜と同じように売り場に盛ってある。
実はブラジルに来て初めて目にした。
こんなのどうするんだろう。
私はもちろんできないが、
今の日本人でコンニャクを手作りできる人は少ないと思う。
そもそも、コンニャクがコンニャク芋から作られる事を
知らない人もいるのだ。
だからといってコンニャク芋に他の利用法があるのかどうか、
私には分からない。
もちろん、お年寄りの中には出来る人がいるかもしれないが。
しかし、そんなコンニャクを手作りしていた
という人を知っている。
サンパウロ州内陸部にお住まいの日系のご婦人だ。
今でこそ日本の物がなんでもあるサンパウロだが、
昔、しかもそんな田舎では何もなかったから、
何でも手作りしていたという。
今でもこの方は味噌もチーズも手作りしてしまう。
この味噌を頂いた事があったが、
塩が利いている赤味噌だった。
しかし今時サンパウロの真ん中にコンニャク芋があっても
実際作れる人がどれくらいいるのだろうか。
はっきりいって日本食材店に行けば
いくらでも売っている。
輸送手段の整っていなかった昔は手作りするのが
安上がりだったかもしれないが、
今は材料をそろえて時間をかけて作るより、
さっさと買ったほうが
経済的という場合だってある。
あまり売れていないのではないかとつい心配してしまうが、
いつも置いてある。
もしかして売れているのだろうか。
きっとそうだ。
だれかがハンドメイドコンニャクを楽しんでいるのだ。
ところでこのコンニャク芋売り場に置かれたプレートには、
「
コンニャク 日本料理専用」
とだけ書かれている。
時折、それを見たお客が立ち止まって
そのごつごつした形をした芋を手に取り、
そして戻している。
どんな人が買っていくのかとても気になるから、
私は毎週市場でにんじんを選ぶフリをしながら
横目でチラリチラリとそんなお客を観察している。
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久しぶりにブラジルの焼きそばを食べた。
それはサンパウロの隣町、サントアンドレ市にある
パラナピアカーバという小さな町だった。
ガイドブックを見ると、あちらこちらの町で冬のフェスティバル
と題してイベントをやっている。
音楽やダンスを披露したり、食べ物を出したり、というものだ。
その内の一つ、パラナピアカーバは割と近いし、
じゃ、行ってみよ、とこの日曜日ドライブした。
小さな町のイベントなので、町へのアクセスには
パークアンドライド方式がとられていた。
町外れの空き地に車を停め、バスでパラナピアカーバへ。
家を出たのが遅かったので、だらだら町を散策していると、
あっという間に昼になってしまった。
食べ物のブースには、
ホットドッグやらサンドイッチやらの軽食の中に、
焼きそばや天ぷらを出しているところがあった。
天ぷらというのはCDよりも一回り大きいサイズの
丸いかきあげだ。
お腹が空いていたので、普段食べない焼きそばを頼んだ。
焼きそばは今ではサンパウロのビジネス街、
パウリスタ大通りでも屋台が出るほど
人気のあるファストフードだが、
私にとってこの焼きそばは
なんだか違うのだ。
この日は日本食ブースの中で、女性が一人で
手で
ソバを炒めていた。
薄いゴム手袋をはめた手で、熱い鉄板の上に載ったソバをかき回していたのだ。
そうしてできたソバを発泡スチロールの容器に
わしづかみにして入れ、隣の女性に渡した。
そしてその人はあらかじめ炒めてあった野菜炒めを
そのソバに載せ、
小鍋からあんをすくってかけて出来上がりだ。
さて、こうしてできあがった発泡スチロールの焼きそばは
ソバの部分には味が付いていないので
フォークでソバと具とあんをかき回して食べた。
つまり、ブラジルの焼きそばは
ソース焼きそばではなく、あんかけ焼きそばなのだ。キャベツ、にんじんの他にブロッコリーやカリフラワーも
入っている。
厚切りの牛肉の他にトリ肉も混ぜられていた。
このあたりがお好み焼きの街、広島出身の私には
納得できない。焼きそばはやっぱり鉄板でこげたソースの香りも香ばしく、
仕上げに青のりを振ってもらいたいとつい思ってしまうのだ。
しかしここはブラジルだ。忘れてはいけない。
考えてみると、ブラジルの焼きそばは広島の焼きそばより
実はずっと栄養バランスの取れた
優秀な食品なのかもしれない。
う〜ん、あなどれない。食べ物は有り難くいただく事にしよう。
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夕方、仕事のために車で出かけることがある。
この頃のすばらしい夕焼けに向かって
サンパウロの道を走っていると、
ものすごく得した気分になれる。
だいだい、ビルが立ち並ぶサンパウロの空は小さくて、
場所によっては夕焼けが見られないところもあるだろう。
だが、私が通るこの道は広くて、
ずっと向こうに日が沈んでいくのがよく見える。
うまく出来たときの
半熟ゆでタマゴの黄身みたいな、
なんともいえないオレンジ色が街に広がる。
そこに人や車や建物の影。
コンクリートジャングルと言われるサンパウロに
こんな景色があったのかと初めて見たときは感動した。
写真に撮ってこの景色をお見せしたいのだが、
残念なことにそれはできない。
なんとしてもできない。
ここを通るときはいつも
車の運転中なのだ。
やっぱり運転しながら写真を撮るのはキケンだと思う。
私はこれでも交通ルールはちゃんと守る方なのだ。
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前回記事の
【ベンリなお掃除グッズ】のあと、
読者の方からメールを頂いた。
「一般の家にお手伝いさんがいる」というくだりについて、
それは一般的と言えないのではないかという事だった。
なるほど確かに。
ブラジルは大きな国だ。
そしてサンパウロはサンパウロ生まれの人はもちろん、
世界中からの移民、ブラジル各地から集まってきた人など、
実にさまざまな人で構成されている。
だから考え方も習慣もいろいろだ。
私は周囲にお手伝いさんを雇っている人がとても多いので
そう書いたが、そう考えると、何が一般的か分からない。
とても勉強になった。
さて、話は変わって、
皆さんは外国語を学んでいて、いくつかのよく似た単語に
惑わされることはないだろうか。
私はある。よくある。
「ジェンジーブリ」「ジェルジリン」「ジェンジーヴァ」これだ。似ている。
絶対。ショウガ、と言いたいときに、0.7秒でこの三つの単語が
頭の中を
ぐるっと回る。
そして次の0.3秒で正解の「
ジェンジーブリ」を
ぐいっと選び出す。
ショウガは「ジェンジーブリ」
胡麻は「ジェルジリン」
そして歯ぐきは「ジェンジーヴァ」だ。
ちゃんと正しい単語は分かっている。
にもかかわらず、毎回この
「ぐるっ」「ぐいっ」を繰り返している。
この話をある人にしたとき、
その人はこの三つの単語が似ている
かもしれないと認めてくれた。
しかし、
「
ショウガと胡麻は食べ物だからいいけど、 歯ぐきはヒドイ。あんまりだ」
ともっともなことを言った。
そんな彼女には言えないが、実は「ぐるっ」「ぐいっ」を
やらなければ出てこない単語が実は他にもある。
・・・まあいいか。
そのうちちゃんとできるようになるかもしれないし。
ブラジルの大地は私を大らかにしてくれたようだ。
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この前、ここで缶コーヒーについて書いたが、
これからも時々私が見つけたブラジル生活お気に入りを
紹介していきたいと思う。
まだ見てない方はコチラをクリック
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【缶コーヒーの売れ行き】スーパーで、なかなか便利なものを発見した。
日本のク〇ックルワイパーのような、
先に
シートをつけて使うモップだ。
同じシリーズに別のいろいろな種類のモップがあったが、
選んだのはコレだ。
掃除の手間が省けそうだと
これを見つけたときには
即決で買った。
イイ!と思ったものはすぐに買わないと
次にいつ出会えるか分からないのがこの国だ。
さて、周りの友達の家にはたいていファシネイラと呼ばれる
掃除をメインにやってくれる通いのお手伝いさんがいる。
が、ウチは頼んでいない。
したがって自分で掃除しなければならない。
面倒なとき、時間のないときの床掃除はこれで
キマリだ。
これを買ってから、床に落ちた犬の抜け毛を
見なかった事にしなくてもよくなった。私はウチの犬を心から愛してやまないが、
抜け毛まで愛しているわけではないのだ。ものぐさな私もこのモップで立ったままで
さっとひと拭き。
ほこりもたたない。
テレビ台の下もスイスイ。
モップの先のシートは使い捨てだが、
ビンボウな私は
両面しっかり使ってから捨てている。最初のを全部使ってしまったので、レフィルを買った。
リピーターだ。
でも、このモップはブリーチやアルコールやその他の洗剤を
じゃんじゃん使って家中をピカピカに掃除をする
ファシネイラからみたら、かなり
邪道な商品ではないだろうか。
一般の家にはお手伝いさんがいるので、
そもそも必要ないのかもしれない。
たまに出てくる便利グッズの寿命が短いのは、
道具を買わなくても、自分の手を煩わせなくても、
お手伝いさんがやってくれるという
システムのせいかもしれない。
これを読んだ人にお願いがある。
是非、この商品が長生きするよう祈って頂きたい。
ナマケモノの私とブラジルの便利グッズの発展のために。このモップMop Vapt-Vuptは
condorというメーカーの新商品。
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ウチにいると間違い電話が掛かってくる事がある。
しかし、先週末から
間違いFAXが2件あった。
1件は見積書だった。
80トンの肉粉がナンとかと書いてある。
これを何に使うのかちょっと興味がわいたが、
去年末にも同じところから間違いFAXが何度か来たので
苦情の電話をした事がある。
なので今回は
無視することにした。
次がモンダイだ。
大手銀行からある会社への取引明細FAXだったのだ。
これを見ると、どうもフトコロ事情はかなり深刻なようだ。
FAXが間違ってウチに届いたことをこの銀行に知らせたい気もするが、
州外なので電話料金が高くついてしまう。
もし電話しても、一度の電話で担当部署の担当者に
すばやくつないでもらえることはブラジルではあまり期待できない。
話が通じるまでに時間が掛かる、
つまり電話代が掛かるのだ。
適当にFAXを送り返すのもためらわれる。
・・・このままにしておこう。この会社の景気がよくなるように、そっと祈ることにする。
それにしても、FAXで取引明細が取り寄せられるのは
便利なサービスだが、間違って他所へ送ると
こんなとんでもないことになってしまうのだ。
ひょっとしたら、ウチのかわいそうな口座の中身も
どこかの誰かが見てるのかもしれない。
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日本とブラジルを比べるのは詮無いことだと常日頃から思っている。
しかしやっぱり比べてしまった。
今朝のニュースで、6歳の男の子が2ヶ月以上にわたって
誘拐されていたのが救出されたとやっていた。
こんな小さな子が2ヶ月も家族に会えなかったなんて
かわいそうにと思ったが、本人はとても元気そうだった。
警察の話だと、テレビゲームをあてがわれたりして、
ちゃんと世話をしてもらっていたらしい。
よかったよかった。私がこのニュースを見て
両国の文化の違いを感じたのは、
男の子が帰ってからの家族の反応だ。
男の子が帰宅し、家族はさっそく
親戚や近所の人を集めてのパーティをにぎやかにやっていたのだ。
この子はキスとハグとプレゼントを山ほどもらい、
テレビゲームをやっていた。
もし、日本でこんな事件が起こったら。
たぶん両親が被害者である子供を間に記者会見をして、
「しばらくゆっくり休ませてあげたいです。」と涙で目を潤ませながら語るに違いない。
そしてきっとこれから何日もこの事件について報道されるだろう。
何しろ連れ去られてから2ヶ月以上も経っていたのだ。
こんな事件はそうしょっちゅうはない。
この子についてもしばらくは
今日は何をしただのどこに行っただのの
追跡取材がなされるに違いない。
でも
ここはブラジル。誘拐は珍しいことではないし、
他にも報道するべき犯罪が次々と起こるから、
きっとこのニュースはこれっきりになると思う。
私はもし誘拐されて救出されたら、
やっぱりパーティよりもウチでノンビリしたい。
「親戚一同を集めてのパーティ」と
「ウチでノンビリ」の間には、
うまく言えないが、何か
越えられない大きな隔たりが
あるような気がする。
このあたりに私がいまひとつブラジルのノリに
ついていけない理由があるのかもしれない。
あぁ、
別に誘拐されたいワケではない事を言っておこう。
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ブラジルのバーベキュー、シュハスコはご存知だろうか。
塩で味付けした肉を炭火で焼いて薄く切って食べる。
このシュハスコのレストランをシュハスカリアというが、
このレストランで出されるデザートの一つに、
クレーミ・ジ・パパイアがある。
とろーんと滑らかなパパイヤのクリームが
ガラスのグラスに注いであって、
上にカシスリキュールがかけてある。
脂っこい肉をたらふく食べた後の胃袋に、
ひんやり甘いこのデザートが
なぜかすんなり収まってしまう。
色もなかなかキレイだ。
私は始めはこれが苦手だったが、
今では大好きで夏になるとウチでも作る。
日本の夏は蒸し暑い。
この夏はブラジルスイーツを楽しもう。
〈材料〉
パパイヤ----------------適当に
バニラアイス------------パパイヤとだいたい同じくらいの量
カシスリキュール--------少し
〈作り方〉
1.パパイヤは皮をむいて種を除いて適当に切る。
2.パパイヤとバニラアイスを一対一の割合でミキサーに入れ、
滑らかになるまで撹拌する。
3.好みの器に入れ、これまた好みでカシスリキュールをかける。
オシマイ。
とっても簡単。
とってもラクチン。
やったことはないけど、
フルーツを変えたりアイスのフレーバーを変えれば
バリエーションも楽しめそうだ。
これはイケる!という自慢の組み合わせを見つけたら
教えてください。
こちらは今、冬。
パパイヤクリームはしばらくおあずけ。
ブラジル人の食卓に欠かせないパォンジーニョ。
どこのパン屋にも必ず置いてある基本中の基本のパンだ。
朝食に、おやつにシュハスコにとブラジルの家庭で毎日活躍している。
サンパウロでそのパンにちょっとした異変が起こったと
朝のニュースでやっていた。
よく、パン屋の店先に"パォンジーニョ 50g R$0,25"などと、
このパンの値段が書いてあることがある。
モンダイはこの「50g」という表示。
パン屋は朝早くからこのパンを焼く。
かつてはそれぞれのパン屋が独自の配合で自慢のパンを焼いていたそうだが、
最近は既に小麦粉やら膨らし粉やらがミックスされたものを
ただこねて焼いているところが結構多いらしい。
さしものパン屋も別に早起きして働くのが好きなわけではないのだ。
つまり、どこのパン屋も同じパォンジーニョミックスを
使っているはずなのに大きさが違うのだ。
同じパン屋でさえ今日ののパンと昨日のパンでは
大きさが違うことがある。
なのに店先には"パォンジーニョ 50g R$0,25"と大書してある。
大きくても小さくても50グラムという表示。
値段も同じ。
量ったら54グラムだったからといってパン屋のお兄さんが
パンをちぎって軽くするわけではないし、
軽かったからといってオマケしてくれるわけでもない。
そもそも他のパンは量るのに、このパン限っては量らない。
これはヘンだ。ということで、他のパンと同じように100グラムでいくら、
という表示方法に変えて重さを量るパン屋が現れた。
他のパンは100グラム単位の値段なのに、
今までパォンジーニョに限っては
50グラム単位の値段だったのだ。
ちょっと分かりにくかっただろうか。
ここで、ずっと以前に日本のテレビで見た寿司職人の技を思い出した。
その番組で紹介されていた寿司職人が手に取るシャリのご飯粒の数は、
何度やってもほぼ同じ。
厳しい修行をして一人前になった上に、
毎日握っているとこうなるのだろう。
ブラジルのパン屋はどうか?
やっぱり来る日も来る日もパン職人がパンを焼く。
最もベーシックなパンだから、一日に何度も焼くのだ。
なのに大きさが違う。
これまでは「そんなのたいした事じゃないさ」と
誰も気にしてなかったのだろう。
しかしこの大都市サンパウロは違う。
きっとブラジルのほかの町ではこうはならないだろう。
ビジネスの街、サンパウロの人の目はなかなか
シビアなのだ。
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私のサンパウロの好きなものの一つに大型スーパーがある。
今日はそのスーパーに行ってきた。
昔は雑然とした倉庫みたいだった店が多かったが、
ちょっと高級感を漂わせた感じにリフォームするところが増えて
きれいになった。
扱う品物も幅広くて何でもそろっているし、
売る意欲がにじみ出ている気がする。
そこをローラースケートを履いた店員さんが
軽やかに店内を動き回っていたりしてなかなか楽しい。
軽食コーナーや惣菜コーナーも充実してきた。
駐車場もタダなので、長居してしまう。
お値段は、というともう少し頑張って欲しいところはあるが、
まあ、いい。
さて、今日の収穫の缶入りコーヒー。
プロモーションをやっていたので味見させてもらった。
ミルクたっぷりで甘くて、懐かしいコーヒー牛乳の味に
似ている気がした。
2本買った。
実は
ブラジルには缶入りコーヒーはない。何年か前にアイスコーヒーとして缶入りが売り出されたが、
冷たいコーヒーなんてのはキモチ悪いというブラジル人の好みには合わなかったらしく、
ほどなくスーパーから姿を消した。
コーヒーはやっぱり熱くなくっちゃというわけだ。
私から見れば、夏のブラジルでキリリと冷えた
アイスコーヒーを飲んだら最高においしいと思うのだが。
暑い時にどろっと濃くて熱いコーヒーこそ
キモチ悪い。
まあ、高級コーヒーショップでホイップクリームが
絞ってあったり
キャラメルソースがかけてあったりする
リッチなタイプのアイスコーヒーが出されてはいるが。
今度の缶コーヒーは冷やしても温めてもイケます
ということだったがどうだろう。
温めてもおいしいというあたりに、
アンチ・アイスコーヒー派のブラジル人に対する媚が
あるような気がする。
はたしてこの数年でブラジル人の味覚は変わったのだろうか。
この缶入りコーヒーの売れ行きで判断したいと思う。
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