ものすごーく久しぶりに
すき焼きを作った。
夫のリクエストだった。
すき焼きを食べながら、夫とすき焼きの話をたらたらと。
近頃、夫の実家の田舎町では
日本人会館主催の「すき焼き祭り」が
町の人たちの楽しみの一つとして定着しつつあって
毎回大盛況なんだとか。
どういうスタイルでお客さんに出しているのかは
彼もよく知らないんだけど。
そして、その具。
牛肉
ブロッコリー
カリフラワー
にんじん
玉ねぎ
白菜
きのこ類ナシ
焼き豆腐ナシ
しらたきナシ
生卵はオプション
肉は一枚ずつ包丁で薄切りにするところが
町のおばちゃんたちがしゃべりながら手で切るもんだから
薄くなるわけもなく。
全ての材料がそろわないからと言って
ここまでやっちゃっていいのか。
ここまでやるなら別の名前を付けた方がいいんじゃないのか。
夫が言うには、この町の人はこれこそが日本のすき焼きだと
心から信じているだろうということだった。
こういうのを見るたび、ブラジルに来た頃は
「こんなのすき焼きじゃない!きぃーーーっ!」
と吼えていたけれど、今は
無意味な比較と妙な期待はぶつくさの元だと悟ったのでそんな事は言わない。
あれは「SUKIYAKI」と書いて「スキヤーキ」と読むけれど、
実は全く別の惑星ブラジルの食べ物で、
決して私が日本で食べていたあの「すき焼き」ではないのだ。
それになにより。
私だってこの日お店にしらたきがなくて
代わりに買い置きの
ビーフン入れちゃったしね。
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サンパウロのあちこちにあるショッピングセンター。
フードコーナーにはハンバーガーやら中華料理やら
ブラジル料理やら、色んな店が並んでいる。
ブラジルでパスタを頼むのはちょっとメンドウ。
自分でパスタを選び、ソースを選び、具を選ばないといけない。
レジでお金を払ったらすぐ横の調理コーナーへ。
そこには大きな鍋にお湯が沸いている。
その横で調理係の人が
「何のパスタにします?」
と聞いてくる。
「えー、じゃあスパゲ」まで言ったところで鍋にスパゲティを投入。
「具は?」「あー、じゃあそこのケッパーと」「マッシュルーム入れます?」
「チキンは?」
「ハムも入れたら?」炒めながら次々と具をフライパンに入れていく。
「で、ソースは?」「んー、トマトの」ここでフライパンにソースを入れてばばっとかき回して
茹ったパスタを絡めて出来上がり。
ゆっくり選んでるとパスタが茹ですぎになる。
係のお兄さんもこっちが答えるのを急かす。
優柔不断な日本人には落ち着かないシステムだ。
実に忙しない。
この忙しなさが苦手であまりそういう店では食べなかったけど、
昨日はラザニアが食べたくて行ってみた。
ラザニアならもう出来たのをオーブンであたためる
だけじゃないかと思ったのだ。
注文したのはミートソースのラザニア。
やっぱり具やらソースやらを選べという。
ミートソースをどうカスタマイズしろというんだ。
ミートソースはミートソースじゃないの?
メンドウだからお兄さんに任せますと言ってみた。
「いやあ。お客さんの好みがありますからねえ。
じゃ、このチーズは?パセリとオレガノも入れましょうか。
それから・・・」
うん。なかなかいいじゃないの。
!ストーップ!!
入れちゃダメー!!!ミートソースのラザニアに
カニカマて・・・。
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日曜日、出かけていた夫が、ああなんと。
めずらしくケーキを買ってきてくれました!
※彼のやる気を育てるために大きめに書いときます。小さいのが2個。
チョコレートソースがでろーんとかかってて
中にコンデンスミルクが入ってるのと、
上にホワイトチョコのボンボンがのってて
中にもさらに丸ごと入ってるの。
しかし悲しいかな、ブラジルのケーキはケーキにあらず。
それは、
ケーキ風味の砂糖のカタマリ。
なんてったってブラジルはサトウキビの国だしね。
砂糖安いし。
多分これだけ砂糖が入ってたら常温保存できるだろうなあ。
そのケーキは彼と分け合って食べた。
分けても一度に食べられない甘さなので二日に分けて。
ブラジルのケーキは常温保存できるだけでなく、
長持ちもするよう作られている。
なかなか経済的。
でももういいよ。
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