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Author:カエル
日系ブラジル人と結婚して
サンパウロ生活。
あっという間に13年目。
広島生まれの広島育ち。

ブラジル生活の信条は
「妙な期待と無意味な比較は
 ブツクサの元。」


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住みよいブラジルのために

前回の銀行でのお話。
それに郵便局でのお話。



あんなのブラジルにいたら
ちーーーっとも珍しくないお話。


日本を出て暮らしている人なら
特に惑星系列の国なら誰でも一度や二度は、
いや、もっと経験してしまうことだと思う。

全部書いちゃうととブログが愚痴くさくなりそうなので
あんまり書かないけど、もちろん私も何度も経験した。



そういう話を聞いて日本の人はつい、

「えー、日本じゃありえなーい」
「ブラジルってさいあくー」

なんて言っちゃうけど、

「そりゃ違う」

と私は思う。



日本の常識からしたら確かに

「ありえなーい」
「さいあくー」

だと思う。


でも逆に外国の人から見た日本だって

「ありえなーい」
「さいあくー」

かもしれない。
じゃなくてきっとそう。



だからどっちが良くてどっちが悪いとか
どっちが正しくてどっちが間違ってるとか
そういうことじゃないと思う。


日本じゃないところに行ってそこの習慣だのなんだのを
勝手に日本と比べたり
日本と同じようなことを期待したりすると
ロクなことはない。


それはみーんなブツクサの元。



だけどね。世の中変わるんですよ。
ブラジルだって変わるんですよ。



例えば企業のコールセンター。


買った商品やサービスの問い合わせやらなんやらで
電話をかけるとする。

するとやたら待たされた挙句にたらい回しにされて
それでも話しにならず、
最後は回線が切れるかこっちのアタマが切れるか
なんてのがしょっちゅうだった対応が
新しく出来た法律で改善される。


それから何年前だったか
銀行でお客を30分以上待たせちゃいけないって法律も出来た。


ウチのアパートでは窓からゴミを捨てたり
清掃係や警備の人たちに失礼なことを言うと
罰金が課せられる。



ブラジル人だって別にいい加減な対応をされるのが
大好きってワケじゃない。
やっぱり不快な思いをしているのだ。

「こういうことしたら罰金かけますよー」

なんていう様々な決まりがそれを証明してくれている。


ここらあたりをモラルに訴えるんじゃなくて
罰金で縛るあたりが分かりやすくてヨロシイ。



ブラジルはだんだん住みよい社会になっていく、はず。

罰金で。



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私はスペイン人じゃありません。

今日は用事があって銀行に行ってきた。



カウンターの向こうには
3割り増しで太ったのび太くん似の
銀行員さん。

あ、もちろんブラジル人ですよ。


私の顧客情報をパソコンで探し出して一つずつ確認。


名前やら住所やら電話番号やら
身分証明書番号やら納税者番号やら
何やらかんやら。



最後に、3割り増しのび太氏に聞かれたのはこれ。



「お生まれはスペインですね?」



すぺいんて何ですか。すぺいんて。



銀行の私のデータでは、
私はスペイン生まれのスペイン人ということになっていた。


口座を開設したのはもう随分前だけど、
その時にはもちろんあれこれ書類を用意した。

そこにはきっちり日本人って書いてあったはず。



いつも言ってるけど、わたしにとってここブラジルは
日本から地球から遠く離れたどっかの惑星。

だから日本の常識は通用しない。



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ブラジル生活で大切だと思うこと。

前回書いた「あきらめてはいけない。」

今日は長いけどこの記事の続きのつもりで
自分の思うところを書きますよ。


あの記事に

「自分もそんな経験ありますよー。」

というコメントを頂く一方で、

「そういうのってなってないよね。」

というのも頂いた。


みんな日本を出てそれぞれ頑張ってるんだなあ。


私もブラジルに来てしばらくは
色んなところでストレスをためては
友達と集まって愚痴を言い合っていた。



でもブラジルで暮らすうち、すっかり慣れた、というか、
どこかで諦めがついてしまった。

ここは日本じゃなくて遠いどこかの惑星だと分かったから、
じゃなくて思うことにしたから。



「あきらめてはいけない。」で書いたようなのは、
私はこんな風に思っている。



たぶん、「今度から医薬品を海外へ発送する時には
医師の処方箋と領収書が要りますよ。」というのは
郵便局員全員に伝えられているはず。

だけどそれをどう理解するかはその人それぞれで、
お客さんの小包をどう判断するかもその人それぞれ。

それじゃまずいので伝える人は責任持って
全員にきちんと同じように理解させなければ、
とは誰も思わない。


何故ならここは完全分業の国だから。
言われたことはするけど言われてない事までやらない。

ボスからそこまでしろって言われていないってことは、
 そういうのは自分の仕事じゃないから知ーらない。



だからブラジルでは何かというとたらい回しにされるし、
なかなか自分のミスを認めようとしないし
もちろん謝ることもない。


だって「自分の仕事じゃない」もんね。


もしミスを認めて謝ることで
自分のボスの機嫌を損ねてしまったら、
いつクビになるか分からない。

生活かかってるし、自分に関係のないお客さんの迷惑より
自分が大事なのに決まってるでしょ。


これは日本の考えで言えばとんでもないこと。
だけどここはブラジル。

どうかすると、こちらは間違ってないはずなのに
間違っていると言われてしまうことだってある。

そういう国。



私が思う一番大切なことは、
いかに自分が心地よく過ごせるかってこと。



譲れないところは譲れないけど、
まあいいかで済ませられるところは済ませてしまう。


あの郵便局で腹を立てることで
小包が送れるかどうかは分からない。

小包を出すのが目的で郵便局に行ったわけだから、
適当なところで諦めて別のところに行った。



もし、時間も手間も無駄にしないで
思い通りに物事をスムーズにすすめたいなら、
再三確認することしかない。

でも保証はできないけど。



私は腹が立つ時は夫に愚痴を言って
ビールを飲んで寝てしまうことにしている。



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